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MicorosoftがISO/IEC19770-2への対応を表明!

Microsoft®が、日本時間の2012年4月20日、ISO/IEC19770-2への対応を正式に表明しました。これはソフトウェア資産管理にとって非常に大きな前進です。

ISO/IEC19770-2は、Software Indentification Tag (以下「SIT」)と言われており、簡単に説明すると、インストールされているソフトウェアがどのようなソフトウェアで、どのベンダーのもので、どのバージョンか、使用するための権利の要否などを明確にする規格です。

こういった情報をXMLファイルにし、ハードウェアに保存することで、ユーザーが、利用しているソフトウェアの素性を把握しやすくしようとするものです。

Microsoft®の上記ページに対応の詳細が記載されていますが、その中のQ&Aは非常にわかりやすいと思いますので、以下に一部和文で紹介させていただきます(和文は弊社の意訳です。英文を忠実に訳したものではありませんので、ご留意ください)。

Q1:どういうユーザーが、このSITのメリットを最も受けることができますか?
A1:全てのソフトウェアユーザーにとって、それぞれのIT環境を管理しやすくなります。また、組織の大小にかかわらず、インベントリー情報の分析にも有効になります。

Q2:SITでどんな情報がわかるようになるのですか?
A2:SITは小さなXMLファイルに格納され、ソフトウェアと一緒にインストールされます。格納される情報は、製品名、バージョン、製作者、著作権者、タグ製作者、ソフトウェアID(ソフトウェアごとに全世界で割り当てられるユニークなID)、使用するための権利の要否などです。さらに詳細な情報を見たい方は、こちらをご確認ください。

Q3:誰がこの情報にアクセスできるのですか?私がそのソフトウェアを使っていることがマイクロソフト社に通知されるのですか?
Q3:SITは、お客様のIT部門にどのようなソフトウェアが組織内で利用されているのかを示すものです。これらの情報がマイクロソフトに通知されることはりませんし、ライセンスを証明するものでもありません。SITが導入されることにより、インベントリーツールなどは、より有益な情報をお客様に提供することができるようになり、お客様のソフトウェア資産の管理コストを下げることにもつながります。

Q4:SITは、ライセンスの情報も提供してくれるのですか?
Q4:SITは、利用しているソフトウェアの情報を提供するものです。従いましてSITにはライセンスの情報は含まれていませんが、利用しているソフトウェアの情報を正確に把握できるようになりますので、必要なライセンスを把握できるようになります。

マイクロソフト社では、SITの収集機能をSystem Centerに搭載することも表明しており、今後、急速にSITへの対応は進むと思います。

ただ、マイクロソフト社がSITへの対応を表明したとしても、残念ながら、SAMが急速に簡単になるわけではありません。理由は大きく分けて以下の2つです。

●おそらく過去のソフトウェアまでSIT対応されるものではないこと。
●おそらくメジャーなソフトウェアベンダーしか対応しないため、フリーウェア・シェアウェア等は対象外となること。

ただし、メジャーなソフトウェアベンダーが対応してくれれば、SITのないソフトウェアを抽出する機能は簡単に作れるようになりますので、SITのないソフトウェアが許可なくインストールされている場合に、アラートを出すなどの機能を実装することもできるようになるでしょう。

ISO/IEC19770-2は、和約はありませんが、マイクロソフト社の対応表名で、もしかしたらJISにもなるかもしれませんね。

 |更新日時: 2012年4月21日 7:37 PM